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リスクヘッジとしてのアンティークコイン投資
分散投資におけるアンティークコインの役割
一般に言われる分散投資とは、資産を一つのものに集中させず、性格の異なるものに分散して保全しようという考え方です。
最初から買うモノの種類や時期、資金も数回に分散することを前提にしておけば、仮に、特定の投資対象が将来大きく値下がりしても、大きなダメージを回避できます。
一度に大きなダメージを受けて、一発KOとなることだけは、絶対に避けなければなりません。
しかし、リスクを避け続けるだけでは、資産を守ることは出来ません。
リスクを計算し、チャンスと捉えた時には、しっかりリスクを取っていくメンタリティが必要となってきます。
アンティークコインは中長期的にみて、「無形資産」の目減りをカバーしてくれたり、発行体の破綻で債権が紙くずになるような厳しい環境下でも、価値を維持してくれるため、注目されているのです。
美術品としてのアンティークコインの役割
資産を守ると共に、歴史的な美術品としての価値を持つのも、アンティークコインの大きな魅力の一つです。
歴史上、写真が無かった時代に、コインは、君主の肖像を彫り、威厳を示す役割を担ってきました。その為、金などの希少な金属を惜しげもなく使い、その時代の最高の芸術家、技術者が関わって、作られています。
ちいさな1枚のコインの中に、世界の歴史とロマンが詰まっている事に想いをふけると、まさに、手のひらに乗る美術品という、類まれな資産としての魅力を再確認できます。
世界最古のコイン商は、ロスチャイルド家と伝えられています。
世界の権力者とユダヤの人脈とのコインとの関わりも、まことしやかに語られる事がありますが、ヨーロッパの貴族や資産家が、資産継承にコインを扱うのは、広く知られた事実です。
ユダヤの民が、有事の際には、ポケットにコインだけを忍ばせて、生き延びたという逸話があるくらい、ヨーロッパでは、小さくとも特別な資産として、大切に受け継がれてきたのです。
現物資産の保有割合
一般的には、保有資産の10~15%が目安と言われています。
ただし、資産が持つ意味合いや、資産の持つ役割は、ご自身が置かれている状況や、保有資産の大きさによっても異なります。
まだ若く攻める時期であれば、「守りの資産」である現物資産の割合は、低くなるかもしれません。
ある程度の年齢であり、守りと継承を意識する時期であれば、資産保全の意識が高くなりますので、現物資産の割合はもっと大きくなります。
アンティークコインは、長期保有向けの投資商品
アンティークコインは、安全資産である現物資産の中でも、価値が安定している部類に入ります。
同じく現物資産である金も、優秀な投資商品ですが、価格については、機関投資家レベルのお金が投入されている事から、安定しているとは、言い難いです。
これに比べて、アンティークコインは、2兆円以上と言われる、大きすぎず、小さすぎない、世界のマーケットが、乱高下しない価格を維持しています。
一度作られたコインは、人の手に渡り、良いコインほど、市場に出て来なくなります。これに対し、欲しい人は、じわじわと増え続けています。
その為、需要と供給のバランスから、毎年、価格が上がっているのです。
そのようの特性を考えれば、アンティークコインは、短期で売買を繰り返すのではなく、資産運用の中で安定したポートフォリオのひとつとして、じっくりと長期保有を前提に考えるとよいでしょう。
アンティークコイン価格の動向
多くの投資商品は、アメリカを中心にヨーロッパなどの政治や経済状況に左右されますが、アンティークコインは、米ドルや株価が下落したときには安定資産としての力を発揮し、値上がりする傾向があります。
欧米の富裕層の資産防衛の手段と捉えられてきたことが、過去の値動きからも、うかがえます。
具体的なデータを交えた解説をこちらでご覧ください。
「世界のコイン価値の変動」:リンク→https://www.victoriacoin.jp/blog/globalcoinvalues/
そして、良くご質問を頂く「金投資」との比較を、動画で解説しております。
【金投資vsアンティークコイン投資】徹底比較してみました。